耐震診断
一般診断(無料)と精密診断
(有料)がございます。
耐震補強工事の補助金の
申請には精密診断の報告書が
必要となります。
耐震診断とは?
耐震診断とは、建物の地震に対する安全性を評価することです。
建物の各部の状態や強度、図面との整合性の確認等を詳しく調査し現在の家屋の耐震性能や劣化度を算出いたします。
耐震診断の結果は写真入りでわかりやすい診断書を提出させて頂きますので、改善ポイントが明確になります。同時に「より地震に強い住まいにするためのアドバイス」をさせていただきます。
来たる大地震に備え、お住まいの弱点を認識し、具体的に対策をとることこそが耐震診断の目的になります。
耐震診断でわかること
現在の強度・
倒壊危険度老朽
レベル建物の
バランス耐震
アドバイス
- ※中古物件ご購入後リフォームをご検討されている方は、ご購入決定後の診断となります。
- ※お住まいの状態によっては診断できない場合もございます。
- ※助成金対象外のエリアもございます。お住まいの自治体にご確認ください。
地震大国、日本
1995年に発生した阪神淡路大震災で亡くなられた方のうち8割以上の方が、
建物の倒壊や家具の転倒によって命を落とされました。
平成28年4月に発生した熊本地震においても、多くの建物が倒壊もしくは一部損壊しました。
熊本地震では特に古い(旧耐震基準で建てられた)瓦屋根の木造家屋が大きな被害を受けました。
旧耐震基準の建物は要注意
昭和56年6月以前に建てられた建物は、旧耐震基準で建設されています。
地震によって倒壊・一部損壊した建物の多くが、旧耐震基準で建てられており、現在の新耐震基準を満たしていない強度であるため、
震度6強から7の大地震に直撃されると、倒壊してしまう危険性が非常に高いと思われます。
耐震診断風景
床下点検
床下点検口、床下収納庫、畳の下からの侵入口を確認します。(画像は畳の下からの侵入口を確保しました)
懐中電灯を片手に床下の状況を隅々まで確認します。木部材を叩いたり、コンクリート部分の表面の状態を調査します。
床下側から見える基礎の住宅診断のチェックポイントとしては
・ひび割れ
・基礎コンクリートの劣化/不具合
・カビ、変色、染み
・鉄筋の露出
・換気口の状態
・蟻道
天井・小屋裏点検
小屋裏点検は点検口から覗いただけでは点検は出来ません。なぜなら小屋裏は真っ暗なため遠くが良く見えません。さらに雨漏りや結露は屋根の部位によって発生頻度や発生状況が異なるからです。その部位近くまで行って観察する事が必要です。
小屋裏点検のチェックポイント
・雨漏りの有無
・結露の有無
・木材/躯体の腐朽
・金物/釘/ビスなどの錆
・小動物、害虫の有無
・小屋裏換気の有無
・断熱材の設置状況
基礎点検
基礎は、住宅の重みを支える役割を担っており、構造上最も重要なもののひとつと言えます。通常基礎は鉄筋コンクリートで造られており、長期間にわたって強固な性能を発揮します。ところが鉄筋コンクリートを構成する重要な部分である鉄筋は錆びると膨張し、ひどくなると内部からコンクリートを壊してしまう恐れがあります。
錆の発生原因は周囲の状況や気候にもよりますが、雨などがひび割れや欠損部分から浸み込むことが原因といわれています。ひび割れ幅が大きいと雨水が浸み込みやすくなり錆びの原因となる可能性が大きくなると言われています。ですから基礎の点検をしていただいてそのようなヒビ割れが発見されたら、メンテナンスのサインと考えてください。
作業風景
WORKS
一般耐震診断のながれ
建物の外観、外壁の状態、基礎の状態、現状の間取りと図面の整合性の確認等を目視で行います。
※新築・増築時の建築確認申請図面をお持ちでしたらご用意ください。
お手元になければ当社にて作成致します。
確認した箇所の写真と共に、補強計画書を作成します。
一般診断書、概算見積りと併せてご報告いたします。
精密耐震診断のながれ
床下、屋根裏に入り、外観目視では確認できない箇所を調査いたします。
柱脚、柱頭金物、筋交、横架材、柱等を確認します。また、シュミットハンマーで基礎のコンクリート強度を計測します。
- 1、2F天井裏写真
- 柱 寸法
- 筋交い写真と寸法
- 火打ちの有無・材質
- 羽子板金物の有無と写真
- カスガイの有無と写真
- 壁断熱材の有無
- 天井断熱材の有無
- 雨漏り跡の有無
- 耐震予定壁、梁の有無
- 床レベル測定(3部屋)
- 床レベル測定写真
- 建物垂直レベル測定と写真
- 基礎廻り写真
- 基礎クラックの有無(基礎クラック有の場合、位置と写真)
- 鉄筋の有無とセンサー写真 シュミットハンマーによる基礎強度数値データ
- シュミットハンマーでの強度測定写真
- 布基礎・フーチングの測定
- 布基礎・フーチングの測定写真
精密診断結果およびそれに伴う補強計画書をご報告し、補強工事見積書をご提案します。
補助金申請をご希望の場合、別途手続きを行います。
補助金の申請には精密診断報告書が必要です。また、補助金は年度ごとに市によって件数に限りがあります。申請の際にはお問い合わせ下さい。
精密診断結果、補強計画書、お見積りのすべてにご納得いただいた上で、補強工事を行います。補強工事を行う場合には精密診断費は無料となります。